1980年代後半日本経済バブルのさなか、地域医療を志向し労働災害や職業病と向き合う診療所を誕生させようと有志が集ったのがそもそもの始まり。
世間に病院・医院は数多あれども、勤労者、「社会的弱者」の立場に立って診療してくれるところは少ない。ならば、自分たちでそういう診療所をつくろうというものでした。
そうして、「関西労働者安全センター」「ユニオンとうなん」の二団体が中心となって、医師、看護師などのスタッフはもちろん大阪をはじめ全国の四百を超える団体・個人から開業資金を集め、1992年12月に菜の花診療所は開設されました。
しかし、医療も経営も知らない素人集団が創った診療所は開設以降10年近く風雪に耐えなくてはなりませんでした。病気や自己都合による医師の交代は最も大きな事件でしたが、そういう試練のなかでも在宅医療をすすめ医療、介護、福祉の地域連携を模索しながら活動してきました。99年には介護事業を起こし、03年には介護事業の拡充をはかりました。
開設以来13年、スタッフの入れ替わりはあっても、「親切ていねい」「そこに行けば何とかなる」をモットーに地域住民の皆さんの役に立つ医療機関を目指してきました。そして、何よりも地域医療在宅医療の拠点となることを目指してきた「菜の花診療所」が、今あります。
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